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2008年01月31日

頭痛発作

最近は生活のリズムが狂い大変である。

それも原因は先日のエントリーに書いた中途覚醒である。どうやら、一度起きることで肉体と精神の活動レベルに相違が生まれるようだ。
佐野の場合は、リズムが狂ってくると、まず眼精疲労が現れて肉体が警告を出す。さらにそれを無視していると、眼の底を抉るような強烈な頭痛に襲われる。この頭痛が起きたら、もう何も手につかず、ただ寝込んで痛みに耐えるしかない。

そんなことを主治医に先日の診察の時に話したら、新薬を処方してくれた。
イミグラン錠である。今日もその頭痛発作が現れたのでイミグランはトリプタン系片頭痛治療薬の一種。
イミグランは錠剤・点鼻液・静注用注射液の3種類が販売されている。今回は50mg錠を処方してもらった。薬価が高い薬なので、そう頻繁に使う機会は無く、暫くは存在すらも忘れかけていた。
夜中に、頭痛発作で目が覚めたのでいい機会だと思い服用。錠剤自体は特別苦いとかいう感じではないが、おそらく水なしでの服用は厳しいと思われる。別のトリプタン系治療薬ではOD錠が存在するので、常時持ち歩く場合はそちらの方が重宝するかもしれない。
頭痛大学などの情報によると、服用後30分から1時間で効果が現れるとのことだったが、概ねそれ位の時間で頭痛が軽くなった。どうも佐野の頭痛には片頭痛と緊張型の混在型らしく、完全に痛みが消えるという状態ではない。これにデパス辺りの筋弛緩作用のあるマイナーを一緒に飲むと良いかもしれないと思う。

投稿者 佐野 : 02:06 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月30日

DMAE

先日、荷物が到着したスマドラのレビュー。
第一回目はDMAEです。

今回、DMAEはSource Naturalsから発売されているものをオーダーしてみた。この会社の製品は以前にも試したことがあり、値段も安く、品質もそこそこなので知らない会社よりは知っている会社をと思い選んだ。
プラスチック製のボトルには英語で『1錠に酒石酸水素ナトリウム換算で351mgのDMAEが含まれる』と記述されている。用法は一日に1錠ないし2錠を服用とある。ボトルを開けると、直径1cm程の白い円形をした錠剤が200錠入っている。

早速、1錠を服用して効果を試してみる事に。
ナトリウム塩なので錠剤の味は非常にしょっぱい。佐野の場合は錠剤を口に入れてから、水を飲むという方法を日常でやっているのだが、これは無理。服用時期については英文のラベルを読んだが、特に記載は無いようなので、食後で問題ないだろうと思う。
スマドラのサイトなどでは、「穏やかな覚醒効果がある」とされている。確かに、カフェインよりは覚醒する感じはするが、リタリンほど覚醒する分けでもない。リタリンほど覚醒されても、その分脳を休める必要があり困るのだが、DMAEは覚醒した分、脳が疲れるという訳では無さそうである。
また、エフェドリンのように心臓に負荷をかける訳でもなく、脳だけが覚醒しているという感じであった。

単体では、これといった副作用もなかった。
アセチルコリン生成の補助剤として利用する予定である。

投稿者 佐野 : 22:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月29日

中途覚醒時健忘

最近、朝目が覚めると、寝る前に消したはずのエアコンが稼動していたりする。それ以外にも、パソコンが稼動していた痕跡があったりと、朝の目覚めの後は何ともいえない不思議な気持ちになる。

所謂、中途覚醒時健忘というやつである。
途中に目を覚ましたものの、その記憶が無い状態を指す言葉である。
佐野は睡眠前にハルシオン0.25mg+ロヒプノール2mg+デパス1mg+ヒルナミン5mgを飲んでいる。健忘と言えば世間一般では所謂『ハルシオン遊び』でハルシオンが有名だが、きちんと眠るように努力していれば、作用時間も短く、あまり健忘が起きたという話を聞かない。
となると、怪しいのはロヒプノールである。中期型で作用もそこそこ強力なのでロヒプノールの添付文章を読んでみると、やはり重大な副作用の欄に中途覚醒時健忘が挙げられている。

幸いにもこの時期は、後期試験の前の補講時間として確保されているので、朝早く大学に行く必要は無い。今までの睡眠薬の効果や手持ちの薬の状況を総合的に検討し、手元にある頓服用ヒルナミンを5mg追加で投薬して朝まで目が覚めないようにしておいた。
流石にメジャーだけあって抜けはいまいちだが、中途覚醒時健忘を防ぐ効果はあった。

そのまま、数日が過ぎて、主治医との診察日となった。
やはり主治医としても興味がある話題らしく、じっくりと話を聞いてもらうことができ、処方を変更することになった。主治医としては、ヒルナミンの増量より体に負担の少ないデパスを2mgに引き上げることを提案してきた。デパスの耐性形成が怖いような気がするものの、それで了解した。

さてどうなることやら。

投稿者 佐野 : 12:58 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月28日

試験範囲公示

佐野の通っている大学は何故か2月から後期試験が始まる。
世間の大学の様子を見ていると、どうやら佐野の大学は遅いほうらしい。高校時代の友人には既に試験が年末から始まってもう終わりという人さえいる。そんな中、やっと試験の時間割が公示された。
時間割自体は先週から公示されているのだが、肝心の範囲が今になって伝えるというはた迷惑な講師もいて、これからが試験本番というところである。幸いにも今年は佐野の取っている科目は日時が分散傾向にあって、多少は楽ができそうである。

試験といえば、先日個人輸入したスマートドラッグのレビューがまだアップしていない。
薬自体は試したのだが、色々と精神的に疲れが出て、纏めてアップする気力が無いので、もう暫くお待ち頂ければと思う。

この大学には学術的な正解を求めるというより、出題者の意図に沿った回答が高評価されるので、中々試験勉強も難しい。もっとも、学術的といっても、かなり狭い世界なので大局的に見た正解と講師の正解が離れているということが多々ある。これには毎年悩ませられる。
あとは、非常に抽象度の高い問題や、原典をそのまま出題して日本語に訳すという一般的な大学生に要求されているレベル以上の問題を出題する講師もいて要注意である。この講師はこの大学に入ったのが今年なので、まだ学生のレベルを把握していないのかもしれないが、原典で注釈が全く無い問題が出題されるらしい。個人的には注釈無しは4回生で卒論の口頭試問か大学院クラスだと思うのだが、それを平気で出題するので恐れ入る。講師の名前を晒したいのだが、流石にそれは止めておく。

兎に角、この大学には変人ばかりなので、どんな問題が出題されるか、今から戦々恐々である。

投稿者 佐野 : 00:44 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月27日

広告

このサイトは無料のウェブ容量提供サービスを利用している。

その為、広告としてページの上の方にGoogleAdSenseを利用した広告が自動挿入される。
比較的高精度でこのサイトと関連のある広告が挿入されている。これを見て興味が沸いてくれれば、サーバの管理者とも、このサイトを閲覧してくださる方ともWin-Winな状態になると思う。だからこそ、広告付きの無料ページのうち、この会社を選んだのだ。
だが、最近はどうもアルゴリズムが変わったのか、時たま変な関連性の全く無い広告が挿入されることが多くなってきたように思う。主観的な判断なので、数値化することは出来ないのだが、無関係な広告だと、上に挙げたWin-Winの関係が保たれなくなる。佐野としてはそこまでして広告を載せようとは思わない。

月額数百円を支払う事でこのGoogleAdSenseの広告を非表示にすることができる。
数百円の月々の出費か、広告を掲載するか。暫く様子を見てみて、それでも関連性の低い広告が表示されるようなら、広告非表示サービスを申し込むかもしれない。サイト管理者としても、有益ならともかく、不本意な内容の広告は嫌いである。

投稿者 佐野 : 11:47 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月26日

双極性障害Ⅱ型

佐野も双極性障害Ⅱ型を発症している。
正確には、初期に非定型うつ病を発症した後、一旦寛解するも、双極性障害Ⅱ型を発症したのである。

さて、先日の某雑誌で『うつを治す』と題した特集が組まれていた。
興味がてらページをめくっていくと、うつ病と周辺症候群についての解説があった。そこには、うつ病の類型として、非定型うつ病、血管性うつ病、そして双極性障害Ⅱ型につていの解説があった。双極性障害Ⅱ型については、

   双極性障害とはいわゆる躁うつ病のことだ。躁とうつの状態を繰り返す。
   中でも双極Ⅱ型と言われるタイプは、躁状態の程度が常に軽く、うつが重症のタイプをいう。
   一般的な双極性障害と比べると治りにくく、アルコール依存になりやすく、自殺率も高い。

と書かれていた。
双極性障害が治りにくい事は知っていた。だが、薬物依存や自殺率が高いということはこれを読むまで知らず、ちょっと驚いた。この記事を監修した医師は精神科領域の著書を多数執筆していて、佐野もこれまで読んだことがある。色々な書物で引用されている医師だけに、内容も正確なのだろう。
ただ、ちょっと不意をつかれた感じがした。

それにしても、最近はうつ病の本は増えたことは結構なのだが、双極性障害を扱ったものはまだ少ないように思う。

投稿者 佐野 : 18:20 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月25日

小雪舞う

今住んでいる場所は殆ど雪が降らない地域なのだが、今日は小雪が降り、若干積もっていた。

佐野の実家は冬になると、当たり前のように雪が降る地域なので、今まで雪を見ても何も感じなかかった。それが、大学の関係で太平洋側の雪が降らない地域で生活するようになると、雪が降ると顔を上げて空を眺めてしまう。実に不思議なものである。
やはり日本人にとって雪というものはアーキタイプなのだろうか。(佐野はフロイトの精神分析は嫌いなのだが…)

そう感傷に浸り続けることが出来るのは子供位である。
大人は雪だからといって休むことは出来ない。元々、降雪地域ではないので、自動車がスノータイヤを装備しているなんていうのは珍しく、当然のことながら交通は遅延する。今日も雪で徐行している車を何台も見かけた。まぁ、これくらいの積雪ならまだ良いほうで、10cm以上も積もるとなると一大事である。建築物は耐雪仕様でないため、雪下ろしが必要になってきたりと、社会に大きな影響を与える。

どうやらここ数年は気候の変化が激しすぎるような気がする。
これも地球温暖化の影響だろうか。

投稿者 佐野 : 22:33 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月24日

情報流出防止

佐野の実家から荷物が届いた。
荷物といっても、特別な物が入っている訳ではなく、新米位である。

その荷物の梱包にはダンボール箱が使われていた。ダンボール箱に貼られた内容物を表すシールには、

『偽造防止プロッター紙(A4)単片』

と書かれていた。
あまりにもシュールな光景だったので、暫く脳の思考が停止してしまった。

このダンボール箱は父親の勤める企業から持ってきたものらしい。最近では個人情報などの流出事故がニュースになったりする。このコンピュータからの情報出力はこの専用用紙に限定させることで紙媒体経由での不正流出を防止するのが狙いらしい。出力内容は様々で汎用使用のため、それほど特殊な紙ではない。最近は公官庁などでも使われている、コピーすると潜像が浮かび上がる紙である。
さらに機密性の高い文章を出力する、際はパール印刷などの特殊印刷を施した紙を使用すると父親は言っていた。こちらは残念ながら、現物を見たことが無い。
さらに最近では、レーザープリンタと専用ソフトを使うことで、普通の紙に電子透かし情報を埋め込むことが可能な製品も販売されている。こちらは、誰がどの端末から出力したかという情報まで埋め込むことが可能だという。

投稿者 佐野 : 22:30 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月23日

暫しの休憩

今週で大学の講義も大体のもの今年度分が終了する。
試験は2月から始まるのだが、それまでは開講回数が一定数に満たなかった講義の補講期間となる。幸いにも佐野が受講している講義は無事開講定数を超えたので、補講はない。従って、試験が始まるまでは暫く自由な時間が増えることになる。

佐野の大学は後期試験が2月にあるという全国の大学でも試験期間が遅い方である。他の大学では、早いところでは1月初めから試験という大学もある。一般的な大学より時期が遅れている為、他の大学の友達と休みを合わせるのに苦労するという人は多いと聞く。

さて、この休みをどう使うかだが、今まで手をつけれなかった本や雑誌類が大分溜まってきたので、読書というのもいいかもしれない。ただ、悲しいことにその本や雑誌類が文芸本の類ではなく、アカデミックなもので、図書館に入って缶詰にならないと中々読み進められない。あまりに難解なので一日かけてゆっくり読み進めるのが良いだろう。
それとも、休みなので誰にも迷惑がかからないという点からメンヘル系の薬を試すのもよいかもしれない。最近はハルシオン0.25mg+ロヒプノール2mg+ヒルナミン5mgでも中途覚醒してしまう日がある。主治医に相談して休みの間に最適な処方を探しておくというのも悪くない。

と、色々と考えているのだが、そうこうしている内に休みが終わってしまいそうで怖い。

投稿者 佐野 : 17:50 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月22日

爆音ドライブ

今まで使っていたDVDマルチドライブの光学系が疲労してきたのか、最近マウントに時間がかかる様になってきた。今まで騙し騙し使っていたのだが、いい機会だと思い、新しくドライブを購入することにした。

今までは日立LG製のドライブだったが、今回は6000円台で一番性能の良いと思われるパイオニア製を購入した。買ったのは、つい最近出たばかりのDVR-115Dである。現状で買える追記型DVDのうち、DVD-RAM以外には全て対応で6000円というのはお得ではないかと思う。

書き込み速度が最高20倍速というので、おそらくメディアの回転音は大きいだろうと予想していたのだが、予想以上に爆音ドライブで閉口。5インチベイに取り付けの際に気付いたのだが、フロントベゼルとトレーの間にシール材が張られていたので、五月蝿そうだとメーカー側も認識はしている模様。リテール品でなくバルクで購入したので、静穏ツールが使うこともできず、仕方なく使うことに…。
随分昔に何を間違えたか、ドライブに2枚重ねでメディアを入れて物凄い爆音を発生させたことがあったが、それ以上の騒音。

書き込み品位は流石パイオニアだけあって安定していると思う。
書き込み品位を気にする人にはお勧めだが、買うなら爆音でないリテール品をお勧めする。あと、書き込み速度の高速化に伴って5V系の消費電力が2.1Aと大きいので、電源容量は注意した方が良いかもしれない。20倍速に対応した分、18倍速のストラテジが削除されているメディアもあるので、気にする人は一世代前のドライブの方が精神衛生上よろしいかもしれません。

色々書きましたが、5000円程度で買えるドライブの中では優秀な方ではないかと。

投稿者 佐野 : 01:55 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月21日

スマドラ到着

スマートドラック、略してスマドラ。
その定義は人それぞれだろうが、とりあえずここでは「頭を良くしたり、QOLを良くする薬」と定義しておく。
佐野は鬱を発症してから記憶力が低下したと自覚している。特に双極性に変化してからはそれが激しい。主治医にも相談したのだが、記憶力の低下は鬱の症状の一つであるという風に解釈されて、改善するには鬱の治療が大切だと言われた。
ただ、あれから数年がたっても鬱は完治する見込みは少ないし、今の主治医は薬物療法専門なので、精神科での限界を感じていた。そこで、物は試しにと比較的安い値段でメジャーなスマドラを試してみることにした。

そして先日、発注しておいたスマドラが到着した。
思いのほか早く到着したのはEMSで送られてきたからである。ただ、トラッキング情報を見る限りではやはり成田に到着後に税関で一日足止めを食らっている。
発注したスマドラは以下の通り。

ピラセタム 800mg/T 60錠
ヒデルギン 1mg/T 100錠
DMAE 351mg/T 200錠

一般的にはこれらは相互補完して効果が補強されるらしく、同時服用している人が多い。
初めに単体で試してみて作用の強さや副作用を確認後、まとめて服用する予定である。
その結果はこのブログに掲載していく予定。

#:カテゴリーがメンタルヘルスになっているのだが、何か違和感がある。

投稿者 佐野 : 16:59 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月20日

Raven

佐野の住んでいる都市は都市部の近くに結構広い森がある。
その森を結構な数のカラスがねぐらにしているらしく、夕暮れの時間になるとカラスの大移動が見られる。それを小説風に描写してみると下のようになる。

もうすぐ世界は終末だ。
そう唐突な宣告を受けてどの位経つだろう。人々の動揺は最初激しかった。だが、今は諦めにも似たムードが漂っており、都市機能もそれなりに維持されている。
おもむろに腕時計に視線を落とす。針は5時過ぎを指していた。もうすぐ夕暮れである。
ふと空を見上げる。夕暮れ時で茜色に染まっている雲は、人々の心の内側を象徴するかのように鈍い色であった。そして上空にはカラスの大群。
何時の頃だっただろうか。世紀末という風景を予想したことがあったのだが、今の風景はまさにそれとよく似ている。
上空を飛び回るカラスの大群と喧騒。鈍く彩度の低い空。不気味なほどまでに終末をよく表していると思う。

こんな感じです。描写が下手なのはご容赦を。
偶然にも、その森の近くにハブ的な役割を果たしている駅があり、佐野も時々利用しているのだが、夕暮れ時にはカラスの大群に遭遇することがある。雲低が低い曇り空の夕方には本当に世紀末を思わせる風景と遭遇するのである。
カラスに悪気は無いのだろうし、最近は慣れたのだが、初めてこの都市に来た頃は少々不気味に思ったのだった。

投稿者 佐野 : 21:55 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月19日

半夏厚朴湯

佐野が通院しているクリニックは予約制なのだが、最近あまりに調子が悪いので急遽診察してもらうことにした。

双極性障害の鬱や睡眠障害は投薬さえしていれば、今のところ生活に問題の無いレベルで安定している。強迫性障の確認行為も多少は残っているものの、神経質な人というレベルで収まっていると思う。
問題なのは、12月から起き始めた体から血が引くような発作が度々現れるようになったこと。それ自体も問題なのだが、あまり気にするとほかの疾病まで影響が出るので、主治医に相談してみた。

相談の結果、それほど頻繁に現れている訳ではないので、マイナーなどは使わず、漢方で体の中の気の流れを良くする方向で投薬が決定。今まで滋養強壮の為に飲んでいた十全大補湯から半夏厚朴湯に処方変更。この漢方は精神面で安定させる働きを持っているらしい。
これらの漢方だけでなく、ほとんどの漢方にいえる事なのだが、食前処方では朝など忙しい時はつい飲むのを忘れてしまう。薬剤師に相談したところ、忘れたときは食間でも問題ないし、収率は低下するが食後でも飲まないよりはマシとのこと。

処方されているのはツムラが顆粒エキス状に加工した医療用漢方である。恐らくは煎じたものを凍結乾燥処理をして顆粒化したものであろう。面白いのが、『漢方=苦い』というイメージだったのが、飲み始めて一転したこと。
例えば、十全大補湯には甘草が入っているので最初は苦味を感じるのだが、暫くして甘草の甘みを感じる。半夏厚朴湯では何が作用しているのか分からないが、口に含むと仄かに抹茶のような味を感じる。

そんなこんなで、最初は毛嫌いしていた漢方だが、再評価しても良いかなと思うようになった。
あとは食後に飲めるように製剤化して欲しいのだが、これは言いすぎだろうか…。

投稿者 佐野 : 22:20 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月18日

写真撮影

ちょうど今頃、同じ講義を取っている学生が実習に出ていて教室内には空席が目立つ。
たまたま実習の大学側の窓口となっている教授と講義の教授が同じだった。今講義を進めても実習生と差がついてしまい、不公平になるというので、先日、実習先に見学に行った時のある出来事を話してくれた。

平日は言わずもがな休日も休みはあるとはいえ、実習はあるので、その教授は実習生の様子見と事後反省会でのネタ探しの為に実習先を訪問した。
博物館や美術館などといった文化財を扱った施設を利用したことのある方なら分かると思うが、大概の施設はカメラ等の撮影は禁止されている。禁止といっても、ストロボを使わなければ可という所から全く駄目で撮影するなら申請書を提出させるところまである。
今回の実習施設も例外なく『撮影はご遠慮下さい』と入り口に小さく書いてあった。
それを教授は見落としたのか、真相は謎だが、兎に角実習生の実習記念(ここに正規採用されるのは殆ど無理)にと実習生を撮影して回った。そうしていると、偶然にも実習生の横に正規女性係員のいる場所で撮影してしまった。彼女が何故撮影行為を注意した理由は不明だが、「撮影は禁止です。」と教授は怒られてしまった。

一応、学会内ではそこそこ有名であるし、第一、その施設の事務以外の実働職員で知らない人の方が少ない教授である。写真を施設に損害を与えるような目的で撮影していないことは明白であったが、禁止事項は禁止なので、来年からは許可を得て撮影しようと思ったのだった。

なお、余談になるが、別の分室で教授の勤務中の教え子と遭遇した。
今までの経緯を話すと彼は苦笑し、「事務方で知らない人もいますし…。」と言って、この分室では思う存分撮影してもらって結構ですよ、と言ってくれた。

投稿者 佐野 : 02:42 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月17日

バレンタイン

気がつけば早いもので、近所の小売店では正月の福袋などの縁起物を売っていたかと思うともう、バレンタイン商戦に突入している。
カラフルなラッピングに包まれたチョコレートを見るとそれだけで何故か幸せな気分になってくるから不思議なものである。

そういえば、去年のバレンタインはちょっとしたサプライズがあった。
佐野の主治医は女医なのだが、佐野と相性が良く、気軽に話しをすることができるドクターである。
その主治医が「ちょっと内緒にしておいてね。」と言いつつ、カルテなどを書く机の脇にある袋から小さな包み箱を佐野に手渡した。時期が時期で、女性からの贈り物といえば大体は見当がつく。アパートに帰ってから中身を開けてみるとやはり小さなチョコレートの詰め合わせだった。精神科医というのは変わり者が多いということは耳にしていたが、今まで何か贈り物を貰ったという経験は初めてだった。
貰った以上はホワイトデーに何か返しをしなければならないだろう、と思っていたのだが、残念なことに3月は実家に戻ることになってしまった。
結局、あの時の返礼はゼミ旅行でのジャスミンティーの茶袋になったのだが、今思えば、商戦に惑わされることなく独自の返礼ができて良かったと思っている。

今年もまたバレンタインが近づいてくる。
ちょうど、バレンタインの日から近い日に診察の予約を入れてある。今年のバレンタインはどんなサプライズが待っているのだろうか。

投稿者 佐野 : 23:53 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月16日

竹筒

文房具を整理していたら、竹製の小さな筒が出てきた。
今まで一度しか使ったことがないのだが、必要な事態になると便利な道具、といったところか。

この竹で出来た筒であるが、長さは3~4センチ程で内径は調度指が入る位で出来ている。竹の節がある部分を使っていないのがミソである。
ここまで書いて、使い道が分かった人は鋭い人だと思う。佐野は東急ハンズの文房具セクションで手に入れたのだが、ひょっとしたら伊東屋などの大きな文具店でも扱っているかもしれない。
そろそろ招待を明かそう。筒の内側に指を入れて、紙を折るために使うのである。数枚程度の紙折の作業なら指で折っていても問題ないだろう。だが、それが数十枚となると指先にも負担になる。そこで登場するのがこの竹製の筒なのである。
ある文房具の本には禅宗の人が経典を作成する際に発明した、と書かれている。確かに竹はその当時日本ではありふれた素材であったし、表面の滑りが良くこのような作業には向いている素材である。正しく必要は発見の母である。

今のところ、この竹の筒を使ったことは一度しかない。
ゼミの仲間と海外旅行に行く際に必要なことをまとめた小冊子を製本する作業のみである。実際のところ手で折るのと大して速度は変わらなかった。ただ、小冊子という名前の割にはページ数があったのと、それなりの部数を刷ったので指先に負担にならずに済んだ経験がある。

投稿者 佐野 : 18:09 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月15日

国民の祝日

昨日は成人の日で祝日だった。

所謂ハッピーマンデー法により成人の日は1月15日から浮動するようになった。成人の日だけでなく、体育の日なども動くようになってしまったのである。この法案が審議中は連休が増えて国民の消費が増えるととかなんとかメリットだけを強調して気づいたら成立してしまっていた。
そもそも、祝日は『国民がこぞってその事柄を祝う』のが本義ではないだろうか。少なくと佐野はそうであると思っているし、歴史を重んじる自分の大学ではそう考えている人が多いようだ。なにも理由なくしてその日が祝日に指定されているのではない。それを国民消費だとか、そういう軽薄な理由でもって動かすのは如何かと思うのである。

そういえば成人式といえば近頃は『荒れた成人式』が各地で問題になっている。
ただ、今年に限っていえば、大分事態は沈静化の方向に進んでいるように感じた。もちろん、全く荒れた成人式が無いという訳ではない。大人(主催者)が毅然とした対応を行えば、新成人も無闇やたらと荒れることは少ないのではないかと思う。
別に成人式はパーティではないし、同窓会でもない。そのあたりをしっかりと大人側が見せることが大事ではないだろうか。そんなことを言う佐野自身も昨年は自分自身の成人式に参加したばかりで他人の事に口を出すなど、まだ早いと言われてしまいそうだが、10代の後半からそう思ってきた。

こんな小言は兎も角、新成人に心からの祝福を。

投稿者 佐野 : 09:36 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月14日

卒業論文 題目提出

佐野の通っている大学では、題目提出といって、3回生の末に4回生で行う卒業論文(研究)の題目を提出しなければならない。何故このようなシステムになったのか理解に苦しむのだが、早めに卒業論文に対する意識を持たせるようにするためかもしれない。

さて、この題目提出なのだが、提出の際に論文の指導教官兼主査となる教授の署名・捺印がいる。予め教授には大まかな研究内容を伝えてあり、特に問題ないとの意見を貰っているので、その場で署名・捺印してくれるだろう。ただ、今後の論の展開方法について意見を仰ぎたかったので、先日、研究室に出向いた。
以前にこの研究室の書類の散乱具合は別のエントリーで紹介したと思う。
適当に書類の束を横にずらして置いて、自分の作業スペースと椅子を確保する。以前紹介した卒論のテーマに関わる本を学生が持ったまま卒業してしまったのが戻ってきたので借りる。寂れた中核都市では図書の入手もそう簡単にはいかない。その点、都会の大学は恵まれているなぁ、と思う。
その本を読みつつ話をしていると、以前提案してもらった某国立機関の見学の話に移った。日本に同じ分野の機関がいくつもない(恐らく唯一)ので、研究色が強いとのことである。見学することは難しくないのだが、目的意識をしっかり持って、下調べをしてから行ったほうが良いとのことである。

また、研究の一環として、実際に行われている事を見学する場合は、まず手紙で連絡を取ったほうが良いらしい。今までの経験からは、手紙ではお役所仕事で読まなかったことにされそうで、電話で、と考えていたが、やはり丁寧さでは手紙が勝るとのこと。
この教授自身、若いときは国立官庁で公務員をやっていたのだから、その自身の経験も考慮に入れた上で手紙を薦めているようなので問題ないだろう。

投稿者 佐野 : 21:08 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月13日

暖冬

どうやら今年というか今冬は暖冬らしい。
らしい、というのは佐野の実家は日本海側なのだが、大学の関係上、今は太平洋側に住んでいる。従って伝聞形なのである。

昨今は原油価格が上昇し、それに伴い灯油の価格も上昇している。そういう意味では暖冬で消費量が少ない今年の冬は歓迎されるのかもしれない。佐野も無駄なエネルギーは消費したくないので、寒い冬は歓迎していない。歓迎していない、というのは主観的ものであって、客観的に考えると、やはり暖冬は異常である。
本来は冬は寒いものであって、暖かいものではない。そういえば、去年の夏は記録的な猛暑であったことが思い出される。とすると、やはり地球の温度が上昇傾向にあるのではないだろうか、と素人ながら考えてしまう。もちろん世界はそんな単純な二項法で成り立っているのではないのだが、先日発表された気象庁の平均気温の変化でも日本の平均気温は温暖化していることが分かる。

温暖化すると様々な問題が表れる。熱帯地方のマラリアの日本上陸などである。暖冬がこうした温暖化の地球からの警告であると考えるとやはり、暖冬だからといって手放しに喜べるものでもない。

投稿者 佐野 : 13:08 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月12日

自傷行為

エントリーに書いても良いものか悩んだのだが、敢えて投稿してみる。

先日、大学の講義中に学外での実習があった。
その待ち時間に突然近くの女子学生に「リスカ痕!」と言われ、腕を見せられた。確かにその腕の内側には2本の交差する赤い直線の痕が刻まれていた。
『類は類を呼ぶ』という言葉が示すように、彼女には佐野がメンヘラに見えたのだろうか。見えたからカミングアウトしたのだろうか。2本の赤い傷跡以外には綺麗な腕だったこと、その屈託のない笑み、実習の白衣、という妙にインパクトのある映像が佐野の目に焼きついた。

「自傷行為」という言葉が指す意味は人それぞれだろう。
彼女はそれをリストカットと言ったが、佐野がイメージしたり今まで見てきたリストカットとはずいぶんと異なっていた。だから目に焼きついたのだと思う。
今まで見てきたリストカットの痕跡は見るからに痛々しく、自傷する自分との戦いの痕跡であるように思えた。それに比べると、今回のリストカットは蒼白の腕だったが、2本の傷以外には皮膚の変質は見られず、綺麗であった。確かに腕の内側に15cm程もある2本の直線の傷跡が偶然に出来たとすると、不自然である。リストカットであるとした方が自然ではある。
ただ、そこには今までのような戦いの痕が見えなかった。最近はリストカットが流行っているそうである。自傷行為が伝染性を持つ可能性があることは既に知られている。
あまりそう想像したくはないのだが、流行としてリストカットをしたのだろうか。

何か背筋に寒いものを感じた瞬間であった。
流行だと第三者が認識してしまい、事態の重要性を認識するのが遅れてしまう可能性があるからである。

投稿者 佐野 : 23:37 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月11日

名言集 その1

佐野が個人的に気に入っている名言・フレーズを徒然なるまま紹介するエントリー。
当然、著作権は各人に帰属します。念のため。

   ねえ、永遠の命と、永遠の死だったら、どっちが欲しい?
      ―――ユイ『埋葬の音』

   もう、生きていても意味がないのかな?
   何の取り柄もない。
   キチガイ。
   親からそう言われてしまうくらいのキチガイ。
   きっと本当だよ。
   私は、いてもいなくてもオンナジなんだよ。
   いない方が、いいんじゃない?
   キチガイなんだし。
   なら、消えてしまえ。
      ―――南条あや『卒業式まで死にません』

   この世界は、おかしくて残酷で、そして哀しい…
      ―――南条あや『南条あやの保護室』

第1回目は以上です。
何か気になるものが得られれば幸いです。

投稿者 佐野 : 17:54 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月10日

税関のスタンプ

先日、探し物をしていて、部屋の中から懐かしい物を発見した。

去年、大学のゼミ仲間と海外に旅行に行った。その時に作成した空港の税関の書類だ。
何故税関の書類かというと、向精神薬は基本的に個人使用用途でも輸入(今回の輸入とは、余った薬の持込と定義しておく)できない。その為、税関に出国する前にこれだけの量を持っていきます、ということを予め申告して、許可を得なければならない。その許可書類の許可印が下記のスタンプである。
おそらく、税関で許可印をもらう大学生など、佐野だけだろう。本当ならば、この書類作成も出国まで同伴してくれた旅行会社の人と共同で作成する予定だった。しかし、当日なんと海外旅行にも関わらず、パスポートを忘れてくるという人が2人もいた為、そちらに旅行会社の人が回ってしまい、自力で作成しなければならなかった。税関の人に協力してもらい、作成は問題なく終わることができた。

あと、海外旅行に行かれた方なら分かると思うが、入国前に税関に携帯品・別送品申告書(所謂、申告カード)を提出しなければならない。通関で問題になるとまずいので、正直に申告書の表面(A面)にある、『日本への持込が禁止又は制限されている物』の内、禁止されているものの2番に『麻薬・向精神薬・大麻・あへん・覚せい剤・MDMAなど』とあったので、禁止されているものにチェックを入れておいた。
税関でどういう対応となるかと楽しみにして申告書を見せたところ、係員は一瞬固まった後、「向精神薬なのですが…」と佐野が言って例の許可書を提示した。そうすると輸入個数も確認せず、許可番号だけを参照してあっさりと通関が終わった。この間、約20秒。
許可書は30分ほどかけて作成したにも関わらず、あまりにもあっけなく通関が終わってしまい、なんとも言えない気分になってしまった。

そんなささやかな夏の思い出のつまった許可書。

投稿者 佐野 : 19:30 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月09日

ある一日の記録

大学の講義自体は殆どが旧年中に終わっているので、年明け初めての大学は今日が最初であった。

学科別になっている学科研究室にある専門書籍の棚から幾つかの本を取り出して、参考にしながら講義レポートの作成。この講義のレポート数はその年の教授の研究作業の進捗次第で変わるらしく、去年は8本も書かされたらしいが、ことしは3本のみ。しかもレポートのテーマもその時の気分で決めている風がある。
とはいえ、実際にレポートを作成してみると、最初は殆どテキストをそのまま抜粋すればよかったのに対し、今回のは、完全に自分で論をくみ上げていくものである。このような所から、やはり適当な難易度をつけ、徐々に難しくなっていくように考えられている。
あれこれと頭を捻りながら、レポートの骨子の作成は完了した。あとは適当にまとめる作業が残っている。

午後は、新年の挨拶を兼ねてゼミの担当教授の研究室に出向いた。
担当教授は自分の学科では比類の無い研究室の散らかりで有名である。今回訪ねた時も相変わらず書類が山積していて、どう考えても年末に掃除をしたとは思えない。過去にも、講義受講者全員のテストの答案を紛失したという前歴がある教授だ。なお、答案は後に発掘され事なきを得た。
研究成果は素晴らしく、学問的には優れた人物なので指導内容には問題無いと思うが、卒論で必要な書類を無くされるのという一抹の不安がある。少々今後の予定について話をし、卒論を巨視的に考えるためにも某国立機関の視察を提案して頂いた。おそらくはGW前後に出向く予定。

ある日の大学生の記録でした。

投稿者 佐野 : 22:12 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月08日

歩き続けるということ

そろそろ就活シーズンも本格化し始める頃である。
以前のエントリーでも多少触れたが、就活を始めるにはその対象となる分野をまず最初に定めなければならない。いくつかの選択肢が既に挙がっていて、最終的にどの分野にするのか、の決断を下さねばならない時が近づいている。
こう、色々と考えていると段々と思考がネガティブになっていく。ひいては持病のメンタルヘルスにも影響を与えることになりかねない。かといって、逃げる分けにもいかないのが辛いところ。

収集したフレーズ集より一つここに掲載してみる。

   人生は短い。
   だから、生きること、愛すること、学ぶこと、貢献すること。

   生きること。
   人生に生きる価値を与えるものは何か。
   何が欠けているだろか。

   愛すること。
   どうしたら分かるか。どうしたら伝えられるのか。
   その愛。

   学ぶこと。
   どこで答えを見つけられるのか。
   なにを学ばなければならないのか。
   あるいは、忘れなければならないのか。

   貢献すること。
   私は人々にどのような影響を与えるのか。
   わたしの夢は何か。

   わたしの心に燃える炎は何か。
      ―――スティーブン・R・コヴィー「Life」『第8の習慣』収録

ここまでポジティブに考えれないけれど、短い人生、少なくともこうでありたいと切に思う。
もっと深く考えねば…。

投稿者 佐野 : 17:13 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月07日

おいしいデプロメールのいれかた

デプロメールは錠剤がフィルムコーティングされているのだが、コーティングの膜が薄いのか原因は不明だが、口腔内で膜が溶けてしまうという体験を何度かした。有効成分であるマレイン酸フルボキサミンにそのような作用があるのか不明なのだが、錠剤が接触した場所が痺れて麻痺した。

その話を主治医に話したところ、MRの人から教えてもらったという大変興味深い飲み方を教えて頂いた。

   ・PTPシートから錠剤を取り出す
   ・取り出した錠剤を粉砕して、コップ一杯の白湯で溶かす
   ・完全に溶け切ったら、白湯を飲む

というものでした。
あまりの面倒くささに笑ってしまいそうになりました。錠剤の粉砕までは医師に頼んで処方箋に『要粉砕』の指示を出してもらえば薬剤師が粉砕してくれます。もちろん粉砕分の調剤手数料が別途加算されますが…。だた、どうやらこの『要粉砕』の指示は薬剤師にとってもかなり面倒で薬物を吸い込む危険性もあり、あまり好まれていないようです。
薬剤師に頼まないでも自分で乳鉢などを用意できればゴリゴリと粉砕しても良いのですが、薬の粉砕作業というと、どうしても佐野はスニッフィングのことが頭から離れず、シュールなイメージでケタケタと乾いた笑いをしてしまいそうです。

ちなみに、このエントリーのタイトルである「おいしいデプロメールのいれかた」は村山由佳の小説集である「おいしいコーヒーのいれかた」を意識したものです。ちょうどデプロメールは明治製菓の製品でもありますし、作業がコーヒーを淹れる作業に似ているのでもじってつけてみました。

#:これを書いた後、デプロメールの添付文章を読んでみたところ、精神神経系で0.1~5%の確率で舌の痺れが現れる事を発見。

投稿者 佐野 : 23:08 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月06日

風邪または肉体疲労

正月に色々な人と接することがあって、風邪ウィルスをもらってしまった。

この時期(正月)にやっている開業医が少ないのと、運悪く今日は日曜日でさらに開いている開業医は少ないだろうと思われる。
まぁ、こういう事態も予測していた範疇である。体温を測定し、インフルエンザ特有の症状が出ていないか確認して、年末に精神科医に処方してもらった感冒薬としてPL顆粒、解熱剤としてボルタレンと胃薬のムコスタ、滋養強壮にツムラの医薬用漢方十全大補湯を飲み、横になって休養。
佐野の場合、インフルエンザに感染すると、医学の教科書的な症状(関節痛・頭痛など)が出てしまうのでおそらくインフルエンザではない。まぁ、朝だけボルタレンを飲んで、昼以降は抜く予定なので、それでも熱が下がらなければ疑ってみる必要がある。ちなみに、インフルエンザにボルタレンは厳禁である。

バイトのシフトが入っていたのだが、無理すれば、問題ないのかもしれないけれど、逆に他の人にウィルスを移してしまうと問題であると判断して休養するという選択肢を選んだ。

年始は色々な行事を控えているので、一日休めば回復してくれると有難いのだが、そう上手くいくかどうかはあまり自信が無い。
正月は人混み避ではウィルスが多い、という典型的な風邪のもらいかたになってしまった…。

投稿者 佐野 : 08:41 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月05日

今年の目標(メンタルヘルス編)

さらに篝火に当たりながら新年の目標を考えてみた。
昨日のエントリーでは、学びの道についてであったが、今回はメンタルヘルスについて。

佐野の持病の治療であるが、現在の医療レベルからいって、完全に治癒できる可能性は低いのが事実である。それ故、病気は根絶するものではなく、共生するものだと考えている。
約1年サイクルで訪れる双極性障害Ⅱ型は去年やっと生活に支障が出ない程度に押さえ込むことに成功した。強迫性障害は投薬で普通の人よりやや確認に神経質である、という程度で現在に至っている。その他の睡眠障害等も投薬である程度コントロール出来ている。

となると、やはり最大の問題は双極性障害Ⅱ型である。
2年間失敗し、昨年はなんとかコントロール出来たが、次回それが出来るという自信はあまりない。主に投薬でコントロールしているが、認知療法やスケジューリングなども取り入れた総合的な対応を今年はやってみる予定である。
もうしばらくで勤め人となる。自分のことは最低限自分でコントロール出来るようではないと、他人など組織に迷惑をかけてしまうことに繋がる。不利益は自分だけでなく組織も被る。

日本の社会において未だに精神障害への偏見は根強い。それ故、自分の病状をカミングアウトして、知っている人も少ない。勤め人になっても、カミングアウトするかどうかは不明である。だからこそ、より一層の自己管理が必要ではないかと思う。

投稿者 佐野 : 09:21 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月04日

今年の目標(学び編)

昨日のエントリーでは、日本人と宗教観について考察してみた。
さらに篝火に当たりながら新年の目標を考えてみた。
まずは、大学生としての「学び」について。

早いもので、佐野も大学の最終学年となってしまう。最終学年といえば卒論である。
その前に、去年のゼミでは、各々が論文などの文献を読み解き、皆の前で説明するという内容であった。時間的な都合もあり、一人が説明の番になるのは年3,4回程度ではあったが、学友の質問に冷や汗をかいたことも多々あった。プレゼンや読解力が不十分な3回生のプレゼンに容赦なく質問攻めにし、改善案を提示する指導教官。いかに自分の読解力が不足しているかをありありと体験させられた。
こうして文献を精読することの大切さを教えてもらうのである。

さて、卒論の内容であるが、題目はほぼ確定しており、指導教官である教授からもOKサインが出た。
去年のゼミでの反省を生かして、高望みのレベルではなく、まずは客観的に文献を精読することを大切にしようと思う。より客観的な論文を書くためにはそれが基礎ではないだろうか。その基礎を大切にしていきたいと思う。

最後の大学生活(となってほしい)となるので、後悔することなく有意義に過ごしたいと心から思う。

投稿者 佐野 : 17:14 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月03日

日本人と宗教

今は正月なので、正月らしい話題を少々。

多くの日本人に対して、「信じている宗教はありますか?」と問うと半数以上の人が無宗教と答える、という統計が出ている。(正確な数字は失念)
それでも、多くの日本人は正月に神社仏閣に初詣に行き、神札・御守を当然のように受ける。本人にとっては、無意識だけれどもこれは立派な宗教行為である。場合によっては祈祷なども受けるかもしれない。そうなると本人は若干は宗教行為であることを意識するようになる、というのが一般論ではないだろうか。このような態度に対して、敬虔な信者はけしからんと眉をしかめる。しかし、これは今に始まったことではない。

明治維新から暫くの後、敬神愛国、天理人道、皇上奉戴を3つを柱(3条教則)にした大教院と呼ばれる教育機関が教部省(現、文部科学省)に設けられる。ここでは全ての神職と僧侶が教導職という役職に国から任用された。そしてこの国家による教育が始まるのだが、数年後に神道側と仏教側の思想の相違が不満の原因となり3年で大教院は解体される。尚、教育は宗教教育ではなく、国民道徳の向上を狙っていたものであると申し添えしておく。

このように、国家による信仰や思想など微妙なもの教育は大変難しい。これは国家に限らず、伝統宗教団体も教化で同じような問題を抱えている。
佐野が思うに、日本人は強い関係ではなく、ゆるやかな関係を心地よいと思う民族性が原因ではないだろうか。「以心伝心」という日本語にも日本人の民族性が現れているように思う。

そんなことを初詣で篝火に当たり、破邪の色である緋の袴に身を包んだ巫女や神職の方が参拝者に授与している姿を見ながら考えた。

投稿者 佐野 : 21:19 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月02日

正月休みと試験勉強

佐野の大学も例に漏れず、正月休みがある。
例年の傾向としては正月7日を過ぎた頃に大学の講義が再び始まる。そして、2月ごろから各講義の試験が行われる。

佐野は座学だけではなく、体を使った講義を履修している。体を使った講義ではこの正月休みは鬼門である。
正月休みというのが一つの空白期間となってしまい、体を使った講義ではそのやり方などを忘れてしまいがちである。自分で必要な道具類を揃えれば、自分ひとりでも練習することが出来るだろう。しかし道具類を揃えるとなると気の遠くなるような金額になってしまい自宅で手を動かしてするという練習は事実上不可能である。
従って、非常に分かりにくいテキストを読み解きながら、ノートに内容を整理しつつ、脳内で練習するということになる。実はこの方法にも落とし穴がある。講義の最初のほうに教授が「頭では出来ると思っていても、実際に手が動くまでには差がある。」と言っていた。この講義では日本広しと言えども扱っている会社の少ない道具が多々ある。それ故に壊さないかなどと緊張してしまい、十分な結果が出せないのかもしれない。

よって、試験対策ではノートに纏めたものを元にして、手足を実際に動かして所謂イメージトレーニングを行うことになる。
しかし、傍から見ると空白の空間で手足を動かしている光景は非常にシュールに見えてしまうことは間違いない。

投稿者 佐野 : 22:34 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月01日

TCP/IP 25周年

元旦、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

検索エンジン大手のGoogleのページを本日確認したところ、2008年はTCP/IPが発明されて25周年の節目だそうです。
TCP/IPの技術、IPは既に情報社会に恩恵を与っている人間にとってはなくてはならない必需の技術となっています。現在は主にIPv4ベースの社会ですが、より情報社会が高度化していくに従い、IPアドレス枯渇問題などが深刻化していくのは確実であると思われます。このような流れを打破するために、IPv6の登場は時間の問題であり、必然であると佐野は考えています。
また、TCPというプロトコルが開発された層(トランスポート層)では他のプロトコルも存在しています。しかし、ネットワークが飛躍的に向上した結果、一部のプロトコルは既にTCPで包み込まれる形で通信されており、この現象はこれからも起こってくると予想されています。将来、何らかの形でTCPに関与されないプロトコルは時間情報を伝達するNTP位であるとさえ言われいています。
これらから分かるとおり、現在そして将来においてもネットワーク(特にインターネット)においてはTCPが優位であると予想されます。

しかしながらこれで良いのでしょうか?
確かにネットワークの帯域は大幅に拡大したと言えるでしょう。しかし、それに伴い情報量が増加し、あるシンクタンクでは今後数年以内にインターネットの主要なネットワークは輻輳すると警告しています。
TCPの恩恵に甘んじることなく、全てのレイヤー層においてさらなる研究・開発を行わなければならないと佐野は考えています。それにより、開発と淘汰が繰り返され、その時のネットワークに最適化されたものがデファクトスタンダードとして生き残るでしょう。

時は正月、少しは将来の情報社会や次世代ネットワークについて考えてみませんか?

投稿者 佐野 : 18:30 | コメント (0) | トラックバック

頌春 2008

あけまして、おめでとうございます。

2008年がいよいよ動き出しました。平成も20年という20代に入り、昭和というと一昔前というイメージさえ漂ってきています。皆さんの2007年はどの様な年になりましたか。そして、どの様な年にしていきたいですか?
佐野の2007年の振り返りは今年を振り返るで取り上げました。
2007年はSSRIであるジェイゾロフトが国内で承認されたり、うつ状態の初期薬物治療と希死願慮、タミフルと精神異常状態(幻覚など)と直接の関係は見受けられないとに科学的に判断されたなどといった事柄がクローズアップされた一年でした。こう見て見ると、少しずつですが、日本の精神医療も本来の精神医療に向かっていく流れを感じます。
2008年はそういった流れを少しでも力強いものになっていけば…、と思っています。
ネット上の課題としては、また、リハビリと自己の記録がてら始めた当ブログを続けることが当面の目標でしょうか。

本年も空ノ記憶をよろしくお願いします。
そして皆様にとって2008年が幸多い年となりますよう、祈願しております。

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