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2008年02月27日

誕生日

今日で佐野は21歳になった。

同年代の普通の人が年を取るのは容易いが、メンタルヘルスに持病を持った人が毎年確かに年を取るというのは難しいと自分でも思う。
その原因は希死念慮による自殺であったり、ODから体調を崩す、抗精神病薬の副作用による突発性心不全など様々である。いずれにしろ、人生を全うできたかといえば、そうではなく、夭折という表現が似合う場合が多い。

既に大学を卒業してしまった先輩の言葉が印象に残っている。
曰く、「自分は永遠の17歳です。」というものだ。
あまり詳しく話しを伺った訳ではないのだが、その先輩は大学で生き生きと学んでいたように見えた。おそらく高校でも好きという興味から学び、その結果として、己から学ぶという姿勢を持った大学生活を送ったのだろうと思う。
そう考えるとき、社会に出て様々なしがらみに生きるよりは、先ほどの言葉にあった17歳という学びが生活の中心にあるのを望んでいたように思われるのである。正に自分が信念としている『楽知ん』な生活であり、こういう生活でありたいと思っているものだ。

投稿者 佐野 : 22:44 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月25日

書く気力

このブログ、空模様はエントリーの内容にも変動があるのだが、1エントリーあたり約620字程の文章量である。大体普通の原稿用紙1枚半強の文章量ということになる。

書く内容を考え、文章を作成し、推敲するということを繰り返すと日によっては1時間近い時間を消費している事も珍しくない。今までは、何と言うか心の中から湧き出すエネルギーというものがあったのと、時間的に余裕があったので、さして苦労はなかった。だから、毎日1エントリーというのを難なくこなせたのではないかと思う。
だが、これからは、卒業論文やその他の事にも余った時間というリソースを注がなければならなくなる。そう考えた時に、必然的にこのサイトに対する重要度は低下してしまう。

ただ、このブログは誰かに見てもらう、ということは勿論だが、自分の生活ログという面もあって始めたのは確かだ。いくらリソースが他に回さなければならないからといって、止めるのは意に反する。
という訳で、当分の間は、何か強い書く気力やイベントがあった日のみの更新となる。予めご了承願いたいと思う。

投稿者 佐野 : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月18日

EeePC

欧米の一部コミュニティで盛り上がっている低価格、コンパクトノートパソコン、EeePC

恐らく一番市場に供給されているであろう7インチの液晶パネル(800x480)にDDR2メモリ512MBと最大8GBのSSDを搭載したモバイルノートパソコン。可能な限り汎用品を利用し、価格を抑えつつも、必要最小限の機能は確保されている。いちおう表記としてはノートパソコンなのだろうけれども、どちらかと言えば大人向けのガジェットに近いと思う。
ファーストノートパソコンとしてはかなり貧弱なスペックだが、2台目のノートパソコンやモバイル専用、遊び専用と割り切れるなら、そこそこ魅力的な製品ではないかと思う。海外ではそこそこ売れているようで、次のシリーズをメーカーが発表したり、別のメーカーが同じような対抗機を投入発表したりと市場は活発なようだ。

海外で販売されているモデルはおおむねOSにLinux系がプリインストールされているのだが、何が悲しいのか日本版ではOSがWindowsXPになっている。日本でのLinuxの普及率とかを勘案した結果なのだろうけれども、Linuxに比べてやはりOSのライセンス料が高いと言わざるえないのは事実。その結果、同スペックで海外モデルと比較して1万円程高い。その結果、総合価格のうち3割がOSのライセンス料というちょっとありえない状態になっている。

佐野もお金に余裕があれば、是非欲しいのだが、新年度が近いこともあり大学で使う各種テキストにお金がかかる。やはり学生の身分ではおいそれと購入できないのが悲しい。

投稿者 佐野 : 22:56 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月17日

ジプレキサの広告

手元に何故かジプレキサのPTPシートがある。
別に怪しい交換会に行ったとか、そういう訳ではなく、今の主治医になる前の医師が何を思ったのか処方したのだ。効き目もよくわからなかった。

話は変わって、向精神薬の広告について。
佐野の診療所でもたまに向精神薬の広告が貼ってあったりするのだが、何か主張がマイルドすぎるというか、曇っているように感じる。世間の偏見とかも影響しているのだろうか。
そんな向精神薬の広告が見れるページを発見したので、紹介しておく。
ご自身も精神科の医師である精神科薬広告図像集である。
中でも英語のジプレキサのコピー(統合失調症と躁うつ病の2種類)が興味深いものだったので、その日本語訳を掲載しておく。

 - 統合失調症バージョン -
  私は尊厳のために戦う

  統合失調症であるということは、戦争のさなかにいるようなものだ。
  戦場は私の心。
  毎日、私は戦っている。
  見られているように感じずに人々の間ですごすために。
  受け入れられるために。
  快適でいるために。
  私であるために。
  病から解放されることはないだろう。
  しかし今日――少なくとも今日は――私は戦っている。

 - 躁うつ病バージョン -
  私は娘とすごすあと一日のために戦う

  私は躁うつ病だ。
  でも病に支配されるつもりはない。
  残りの人生を病と戦わねばならないというのなら
  私の医者と、家族と、友達の助けを借りて
  戦ってみせる。
  なぜなら、私は娘にとっていちばん大切な人だから。
  そして、彼女の母であるということは、私にとっていちばん大切なことだから。

『病から解放されることはないだろう』や『残りの人生を病と戦わねばならない』と言っているあたりが印象深い。日本ならもっとオブラートに包んだような物言いをするだろう。いかにもアメリカ的で興味深い。

投稿者 佐野 : 22:23 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月16日

読書 - 心理テストはウソでした

実家に帰っても、特段やらなければならない事が無い。
最近は、ウツも安定期に入っているので、読み溜めた本を読んでいる。まぁ、安定期といっても、佐野の場合は躁の前段階で、過去の経験から言えば、年度明けにも躁転する兆しなのだが…。

さて、今日読了したのは、村上宣寛氏の『「心理テスト」はウソでした。受けたみんなが馬鹿を見た』という本。
この本で批判されているテストは、血液型判断、ロールシャッハ・テスト、矢部田ギルフォード性格検査(通称、YG検査)、内田クレペリン検査である。大多数の人はこのテストの一つは受けたことがあると思う。佐野もいくつかは受けさせられた経験がある。
内容は、血液型判断への批判から始まる。この段階で統計学で用いられる帰無仮説やカイ自乗検定などでその妥協性を探ってゆく。似非科学とも非難される血液型判断を乗せたのは、他の検査ではこの妥協性の検討プロセスを読者に理解させるのが難しくなってゆくからではないかと思われる。さらに、バーナム効果についての著者が行った実験を基にした話も展開される。
また、ロールシャッハ・テストの項では、実際に用いられる10種類の図版が掲載されていたり、内田クレペリンの検査で非定型と判断されない攻略法が掲載されている。
どの心理テストも、妥当性や信頼性が検討されているのだが、統計学に詳しくない人は真に理解するのは難しいのではないかという印象を受けた。著者もそれは自覚があるようで、前書きで難解な数値比較などは読み飛ばしても構わないと述べている。
いずれにせよ、心理テストについて興味を持っている人にはオススメの本である。

投稿者 佐野 : 17:24 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月15日

摂食障害

摂食障害というと、過食を思い浮かべるだろうか。それとも逆に拒食を思い浮かべるだろうか。
佐野の卒業した高校には、同じ学年で拒食症の人がいた。そして、先日主治医のところで診察を受けた際に、拒食症と思われる男性が佐野の一つ前の患者だった。摂食障害はどこにでもありふれた病気なのだろうか?

佐野の摂食障害の体験。
佐野自身は摂食障害は直接はなっていない。
昔、強迫性障害が酷かった頃、ルボックスを処方された。ルボックスの副作用には、食欲不振があるのだが、まさにこれになってしまった。具体的には、食品を見るだけで胃に不快感が押し寄せて、吐き気を催すのである。主治医に相談したところ、なんとか処方を調整してみるということになったが、この症状は摂食障害に似ていると言われた。処方変更もあってか幸い、1週間程度でこの副作用は無くなってくれた。
それ以後は体がルボックスに慣れたのか処方量が多くなっても前述のような副作用はない。

さて、話は変わって最近の食生活についてである。
テスト期間は生活が不規則になってしまった。その為、1日に2食だけ、あるいは1食だけという日があった。
前に述べたように摂食障害を擬似体験して以来、食事の回数が減っても食欲が湧かないという体質になってしまった。よって、無理にでも食べないと、本物の摂食障害になってしまう恐れがある。一旦、摂食障害になると、1人暮らしでの治療は難しいと聞く。ここ暫くはそんな恐怖と隣り合わせの生活だったのである。

投稿者 佐野 : 19:03 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月14日

サプライズ

今日はバレンタインデーである。
チョコレートに一喜一憂している男性の方もひょっとしたら多いのではないだろうか。

今月の11日が診察日で、バレンタインデーが近いので、主治医(女医)からサプライズプレゼントがあるかもしれないと仄かに期待して診察を受けた。
だが、実際にはいつもと何ら変わりない診察で、変わったことと言えば、14日分以上処方できないロヒプノールなど倍量処方で28日分の処方箋を出してもらったこと位である。そもそも、何故こんな期待をしてしまったかといえば、去年はその主治医からサプライズとしてバレンタインチョコを貰ったからである。「秘密にしておいて」と言った辺り、個数限定なのであろう。幾ら数百円の義理チョコでも、やはり嬉しいものは嬉しかったのである。

そのバレンタインチョコを貰った時から主治医とはサプライズプレゼントを貰ったり、あげたりの関係になった。
佐野が台湾へ旅行した際は、以前ジャスミンティーが好きという事を聞いたので、台湾土産にジャスミンティーの茶葉を贈ったこともある。こう書くと頻繁に贈ったり、貰ったりの関係のように思えるかもしれないが、実際は年に1,2回ほどである。
また、一部の人からは『患者と医者』という関係でないと批判されるかもしれない。佐野としては、頻度も少ない上、小さな開業医なので問題は無いと考えている。

果たして、来年はサプライズがあるのだろうか。

投稿者 佐野 : 22:24 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月13日

略語

コンピュータ関係の略語は非常に厄介である。
一般に普通の単語として知られている物でも実は頭文字を結合して作った造語だったりする。殆どの人はその語源を知らず、業界人でさえ何の頭文字かは知らずに造語の意味だけを知っている場合も少なくない。

ネットワーク上で、接続が有効であることを確認するために定期的に行なわれる通信がある。これを「キープアライブ」と呼ぶ。相手がこの信号を受信して応答を返すことによって、接続の有効性を確認する通信である。一番良く使われているTCPにも実装されている。
実は数日前まで、このキープアライブのスペルを勘違いしていた。正しくは、Keep Aliveなのだが、間違ってKeep a Liveだと思い込んでいた。日本語では同じく発音するのと、両者では意味がさほど違わないので間違って覚えてしまったようだ。

このようなケースは稀だと思うが、今後のために書いておく。

投稿者 佐野 : 12:36 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月12日

Rocheに恋して

エントリーのタイトルから内容が全く想像できないタイトルである。
昨日のエントリーで、帰省するという内容を書いた。帰省途中にあった珍しい出来事を掲載してみる。

帰省の際はいつも鉄道を使っている。バスは窮屈であるし、飛行機は環境と財布に優しくないからである。今回もいつもと同じ便の特急列車を利用した。始駅が大都市でやや遅い朝というだけあって、出張に使っているビジネスマンも多い。
駅を出発すると線形の良い区間に入り、列車は微かな走行音を残して走っている。乗客の各々が作業を始めた。佐野は特にする事もなかったので、ぼんやりと車内を観察していた。自分の1つ前の席にはスーツの男性が座っている。彼も作業を始めるようで、荷物棚に置いてある白い紙袋を取り出した。
その紙袋に佐野の何かが反応した。おそらく動物的な反射というやつだろう。再度その袋を凝視すると、紙袋の側面にコーポレートカラーの青色で『Roche』とロゴが入っていた。その瞬間、紙袋に一目惚れしてしまった。彼の作業ぶりから製薬会社のMRか卸関係の人ではないかと推測した。

医療機関に行くと、薬の名前や会社名が入ったノベルティーグッズを見かける。
佐野の主治医のところにも『SNRI』という文字が入ったぬいぐるみや商品名が入った筆記用具などがある。ただ、今まで見てきたノベルティーグッズは自己主張が強すぎたと思う。それに比べてシンプルだけど分かる人には分かるという「あの紙袋」に惹かれたのだと思う。

主治医に頼めばノベルティーグッズを貰えるかな…

投稿者 佐野 : 23:37 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月11日

試験終了

タイトル通り、後期のテストが全部終了した。
後は結果を待つのみである。

明日にでも、自宅に帰る予定を立てている。
帰るついでにと、卒論関係の書籍が揃っているらしい(伝聞形)図書館に行って第1回目の資料探索を行う予定だ。ただ一つ懸念材料があり、その図書館は市立図書館であるということだ。蔵書の量では県立図書館を除くと一番らしいが、市立だけあってレファレンスサービスが十分提供されているかが疑問である。こればっかりは、実際に行ってみないと分からないので判断がつかない。

佐野の大学のある市立図書館では名札に『司書』とある人が数人配属されている。
遠くからコッソリ観察していると、主な仕事は図書の貸出と配架整理だけのようだ。このような働きぶりを見る限りでは別に図書館でわざわざ司書資格を持つ人をわざわざ雇う必要はないと感じる。貸出や配架整理は特別な技能を持たない普通の人でもできるだろう。
佐野が思うに、司書の人がやるべき最大の仕事はレファレンスではないだろうか。この仕事こそ司書の資格が生きてくると思う。ただ、それを主張すると、大規模でない大概の公立図書館ではレファレンスの絶対数が少なく、司書の存在意義が薄れてしまうという問題もある。

佐野の大学では、カリキュラム上司書の資格が取得できるので、ちょっと自分なりの司書論を提示してみた。

投稿者 佐野 : 13:56 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月10日

空洞化

今日は日曜で、特にしなければならない事も無かった。暇つぶしにインターネットに接続して、サイトを見ていると、佐野より6年程前の同じ大学の先輩のページを見つけた。

かなりの分量があって、それが2年分もとなると、結構時間がかかるものだ。
だが、それには大学での学習についても触れられており、この大学の教育システムの変遷をみてとれた。例えば、史学関係の講義についてでは今は半期になっているが、この6年位前はリソースに余裕があったので、前期と後期が続いていた。
また、講義内容もより実践的な内容で座学だけでなく、実習なども組み入れられていたようだ。

この講義は教授が参加している学術学会が出した『若手育成の指針』によれば、修学年数1年でかつ、年間24コマ以上の講義を推奨している。しかしながら、佐野の大学ではこの分野を教えれる教授が1人しかおらず、別の学術学会で理事を務めていたりと多忙等で、現実には半期で15コマしか大学では用意していない。これは休講にならなかった場合であり、佐野が受講した今年度は休講が多く、恐らく12コマも開講されていないと思われる。
ただでさえ、この分野は直接儲からないという理由で人気がない。それ故に人手不足となり、佐野の大学のような事態が発生するのである。現場にいない人は、何でも言えるので、現実不可能な指針がまかり通るのだろう。
幸い、今のところこの分野は一部の献身的な人の努力によって、学会を含め、存在できている。しかし、今年佐野が体験したような事態が恒久的に続くと、興味を持った人も興味が薄れ、この分野全体にとってマイナスとなるであろう。佐野が一番恐れているのは、この分野を研究する人がいなくなってしまうということである。現に、佐野の大学の教授もあと数年で退職するという話を耳にした。その後は誰が教えるのだろうか。

日本の学術にも空洞が生まれつつある。

投稿者 佐野 : 22:03 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月09日

また寒波

先月末にも佐野の住んでいる場所では雪が舞った。
そして6日もまた雪が舞い、今度は本格的に積もった。このエントリーを書いている9日でさえ、地面にはまばらに雪が残っている。

この街に住んではや3年が経とうとしているが、地面に十分雪が積もる位、雪が降ったのは初めてだ。
街の道路は圧雪状態となっている。太平洋側の街なので、恐らくスタッドレスタイヤなどを装着している車は皆無であろう。丁度、雪が降りしきる中、用事があったので外出したのだが、道路は徐行運転で自転車より遅い始末である。まだ徐行で済んでいるのは良いほうで、何台の車かは雪によってタイヤのグリップ力が無くなり、スタックしていた。
また、雪道での無理な運転が目に付く。恐らく、雪道での正しい運転方法を学んだはずなのだが、使わないので忘れてしまったのだろう。

雪の影響は交通網だけではない。
ガレージの屋根などにも影響を与えている。元々、降雪地帯でないので、屋根が耐雪仕様になっていないのだ。積雪を放置すれば、雪の重みで屋根が崩壊する可能性がある。

今年は異常な位、雪が降ってきた。
地球の気候が異常化していると聞く。オーストラリアでの旱魃や巨大ハリケーンの上陸などである。
もう一度、地球との関係を見直す時期に来ているのかもしれない。既に手遅れになっていないことを祈りながらである。

投稿者 佐野 : 19:27 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月08日

向精神薬占い

最近は「なんとかメーカー」という類の物が流行している。
ひと昔前は、「なんとか占い」が流行っていたように思う。

鮠乃薬品さんのブログ経由で、向精神薬占いというページを知った。
佐野の結果は下のとおり。

ベタナミンさんのあなたは、物事に対する探求心が旺盛。ひとつのことに凝り出すと、時間も忘れて没頭してしまいます。
その集中力はさすが合法覚醒剤!そうしてできた結果を自慢することない謙虚さも、一方では持っています。
普段は物静かでも、勝負時になると人格が変わるところも。自分でも意外な行動を取って、周りをアッと驚かせることもあります。

ベタナミンというかなり稀な薬になってしまいました。
一時期(今も?)は、処方制限の加わったリタリンの代替薬として注目されたりしました。しかしながら、肝臓への負担が大きいなどから普及はしなさそうです。
何かネタの材料にでもなれば幸いです。

投稿者 佐野 : 22:06 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月07日

デパス

今まで約5年間、何だかんだで処方され続けたレキソタン。
その長さは精神科通院歴とほぼ等しい。

が、どうやら最近はレキソタンを飲んでも調子が悪い時がある。いつも調子が悪いという状態でもなく、偶に不安が抑えられないという感じなので、つい放置してしまっていた。
規定量以上の1回20mgを服用しても駄目な時が次第に多くなってきた。

先日の診察日にやんわりとその事実を伝えて主治医と協議を行った。その結果、デパスを試しに処方してもらった。デパスは短期型の抗不安薬なので若干耐性形成について不安があったが、処方通りならほぼ問題ないとのことだった。今回は入寝時に1mgを、不安時に0.5mgの処方となった。
デパスは0.5mg錠と1mg錠の2種類なので今回は2タイプのPTPシートを入手できた。赤地に白抜きで『1mg』と表示のある1mgよりは、0.5mg錠の青色のシートの方が主張が派手でなく個人的に気に入っている。おそらくミス防止のために色分けしてあるのだろう。レキソタンではシートの地色が用量によって違っている。でも、聞いたところによるとレキソタン1mgのシートはあまり流通していないらしい。
抗不安薬の2大巨頭の一つであるデパス。吉富製薬が開発した日本生まれのグローバルスタンダード、今後効いてくれることを祈る。

そういえばデパスの命名はdepressionをpassするという意からそれぞれ頭文字をとったものらしい。果たして本当だろうか。

投稿者 佐野 : 13:42 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月06日

南蛮いぶし

先日の新年会で面白いことをやっている人がいた。
あまりに奇抜で斬新であったので、ここに記しておくことにする。

食事も一通り終わり、宴も終わりにさしかかろうとしている頃、一人の学生が紙巻きタバコを取り出し、細工をし始めた。紙巻タバコのタバコの葉や詰め物を取り出して、代わりに調味用の七味唐辛子を詰めた。そして、その先端に火をつけ、紙巻タバコを喫煙する要領で吸引した。
すると、喉を焼ききる様な刺激性の煙を吸引したことで、咽た。最初は皆がオーバーアクションだと疑わなかったが、各々が吸引して事実であることを認めた。

佐野は非喫煙者なので、どの位の刺激性か比較対象がなかったので、外から見るだけだった。アルコールが回った頭でこの奇妙な行為が『南蛮いぶし』と呼ばれる山伏の修行に似ている、と思った。
簡単に説明すると、南蛮いぶしとは狭い部屋の中に入って、その中で唐辛子などの香辛料の煙に身を晒す修行をそう呼ぶ。インターネットで検索してみると、その特記な修行スタイルからか、体験記を書いたり、写真を見ることができる。
その理由や目的を調べてみたのだが、いまいちその南蛮いぶしである必要性が分からなかった。まぁ、宗教やそれ周辺の事柄に理性的な説明を求めるのも詮無いことなので深追いはしないことにしておく。

投稿者 佐野 : 22:53 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月05日

内蔵ハードディスク

今メインで使っているパソコンは数年前の古い型のノートパソコンである。
去年の今頃だったと思うが、iPodを購入した。
それがきっかけで色々なCDを取り込むようになった。元々、ある程度のCDはリッピングしてMP3に変換してあったのだが、iPodを購入してからは殆ど手元にあるCDの全てをリッピングしている。こうなると内蔵ハードディスクの容量は湯水の如く消費され、今や保存用に確保したパーティションを使い切る寸前である。音楽関連ファイルだけで7GB程だろう。

近年は垂直磁気記憶などの技術革新もあり、ハードディスクの容量の増加はめざましい。これは3.5インチドライブだけでなく、小型ドライブも同様である。ハードディスクのブレイクスルーが報じられる度にノートパソコンのハードディスクを交換したいと常々思っていた。
今使っているのがノートパソコンの内蔵ドライブは、ATA100規格の9.5mmのドライブである。
これが曲者で規格自体が既に時代遅れで市場はSerialATA規格が主流で、殆どATA100は見かけない。運よく見つかったとしても、それは倉庫の中でデッドストックとなっていた物を並べただけなので、お世辞にもパフォーマンスが良いとは言えない。多少金額が高いのは仕方ないとしても、知らない名前の店で納期待ちでは購入を躊躇ってしまう。

2、3日インターネットであれこれと探していたが、結局は見送ることにした。
当分の間は不要なファイル削除とパーティションを再度切り分けることで持つだろうと判断した。その間に、良いドライブが見つかれば購入する予定である。

投稿者 佐野 : 18:57 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月04日

体力勝負の試験

史学関係の後期論述テストが今日行われた。

担当教官が自分のゼミの教授なので、落とすわけにもいかず、なんとか答案と提出することを目標にして昨日は夜遅くまでかかって、回答を作成した。
この教官のテストは体力勝負である。教授が講義最終日に問題を公開するので、試験日当日までに答案を予め作成しておき、試験はそれを解答用紙に写すという試験形式である。前期は3題記述だったものが、後期になって4題記述に変更。
佐野の場合、調子が良ければ、毎秒100文字位のペースで筆記できるのだが、今回は問題数が増えた為、回答時間(40分間)で全問回答することが出来ず時間切れ。可能なかぎり要点を纏めたと思うが、どう評価されるかは分からない。
可能な限り要点だけを回答用紙に記載しようとしたが、時間切れは予定外。前期は4題のうち3題を教授が選んで記述する形式だったのだが、今回は4題とも記述する形式になっていた。ここで時間配分を間違えたのがミスの原因だと思われる。4題とも答案を作成して、あとは答案用紙に写すだけというところでの時間切れだけに余計悔しい。
佐野の持病の腱鞘炎が発病しそうで怖くなるテストというものも珍しいと思う。

おそらく単位は取得できると思うが、評価の方は自信なし。

投稿者 佐野 : 22:52 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月03日

ピラセタム

先日、個人輸入したピラセタムがEMSで到着した。

今回オーダーしたピラセタムはUCB社の製品で、1錠あたり800mgのピラセタムが含まれている。
この錠剤を10錠ごとにPTPシートで梱包されたものが6シートあり、計60錠ある。箱の中には添付文章が同梱されていたのだが、スペイン語だったので読めなかった。
錠剤はオレンジ色の外見だが、ちょうど真ん中に割り線が入っていて、手で簡単に2つに割れる。てっきり錠剤全部がオレンジ色かと思ったのだが、表面だけ着色してあるようで、中は白色である。

食後に半錠(400mg)を摂取してみる。
錠剤の味は特に感じられなかった。DMAEを摂取した時はマイルドな覚醒作用があったのだが、これは特にそういう作用は無いらしく、感じられなかった。
少々意識レベルがクリアになって、頭を使う作業では効率が多少上がったように思う。
副作用は精神分野では眠気・頭痛などが挙げられているが、佐野の場合特に副作用というものも感じられなかった。結果的に見て、単剤では効能も強くなれば、副作用も強くないという、どっちつかずな感じに終わってしまった。
ピラセタム+ヒデルギン+DMAEの同時服用に期待することにする。

付いてきた添付文章が英語でなかったのが残念である。

投稿者 佐野 : 17:35 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月02日

新年会

ゼミの仲間と担当教授とで新年会に参加した。
自分の学科は他の学科とは違い、1月には予定が入っている人が多いので、新年会などは2月になってから開かれる。一応、ゼミの時間に新年会の告知を行ったが、実際の参加者は3割程。もうすこし頑張って参加者5割を目指したいとの教授の言葉。確かに、ゼミ以外でオフの時間に教授と話す機会はこういった飲み会などに限られてくる。先ほどの弁はそれを察してのこと。

定刻より約1時間ほど遅れて新年会が開かれた。
最初、教授の姿が見当たらず、肝を冷やしたが、携帯に電話するともう中で待っているとのことだった。実に酒類が好きな教授だけある。今回の新年会は時間制ではなかったので、当ゼミにとっては長い滞在時間だった。この後、2次会が予定されていたのだが、人数の関係から断念することに。

結局、佐野は幹事と教授が寄っていくという教授オススメの串屋に行った。
やはり寂れた都市だけあって、飲み屋が少なく、知り合いに偶然にも会うということが多々ある。今日も大学でお世話になっている職員の人が飲んでいるのを発見した。最終的にはそちらに席を移して、飲むことに。

適当な量を食べ、与太話が一通り終わる頃、閉店となり解散。
改札で教授を見送り、自宅へ帰った。

投稿者 佐野 : 23:25 | コメント (0) | トラックバック

2008年02月01日

読書 - 空の中

有川浩の自衛隊3部作『塩の街』、『空の中』、『海の底』のうち、『空の中』読了。

作者もライトノベルだと公言している。しかしながら、その実態はハードカバーで約500ページというある意味凄い内容。出版不況ということもあり、ハードカバーの文芸本などめっきり買わなかったが久しぶりに買ったのがこの本。

どことなく文体がライトノベルっぽい感じがしないでもないが、ライトノベル特有の唐突な展開などが無く、しっかりとした脈絡である。1680円を出して読むに値する作品に仕上がっているのではないだろうか。この文芸作品をハードカバーで出す英断をした講談社及びメディアワークスの関係者に拍手。
それを証明するかのように、手元にあるのは第8刷である。2年間で8刷というと、出しても売れない出版不況のなかで特にハードカバーとしては健闘している部類であろう。

ちなみに今のところ空自には女性パイロットはそこそこいます。しかし、イーグルドライバーはまだいません。念のため。

投稿者 佐野 : 16:20 | コメント (0) | トラックバック