2008年01月12日
自傷行為
エントリーに書いても良いものか悩んだのだが、敢えて投稿してみる。
先日、大学の講義中に学外での実習があった。
その待ち時間に突然近くの女子学生に「リスカ痕!」と言われ、腕を見せられた。確かにその腕の内側には2本の交差する赤い直線の痕が刻まれていた。
『類は類を呼ぶ』という言葉が示すように、彼女には佐野がメンヘラに見えたのだろうか。見えたからカミングアウトしたのだろうか。2本の赤い傷跡以外には綺麗な腕だったこと、その屈託のない笑み、実習の白衣、という妙にインパクトのある映像が佐野の目に焼きついた。
「自傷行為」という言葉が指す意味は人それぞれだろう。
彼女はそれをリストカットと言ったが、佐野がイメージしたり今まで見てきたリストカットとはずいぶんと異なっていた。だから目に焼きついたのだと思う。
今まで見てきたリストカットの痕跡は見るからに痛々しく、自傷する自分との戦いの痕跡であるように思えた。それに比べると、今回のリストカットは蒼白の腕だったが、2本の傷以外には皮膚の変質は見られず、綺麗であった。確かに腕の内側に15cm程もある2本の直線の傷跡が偶然に出来たとすると、不自然である。リストカットであるとした方が自然ではある。
ただ、そこには今までのような戦いの痕が見えなかった。最近はリストカットが流行っているそうである。自傷行為が伝染性を持つ可能性があることは既に知られている。
あまりそう想像したくはないのだが、流行としてリストカットをしたのだろうか。
何か背筋に寒いものを感じた瞬間であった。
流行だと第三者が認識してしまい、事態の重要性を認識するのが遅れてしまう可能性があるからである。
投稿者 佐野 : 2008年01月12日 23:37
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