2008年06月04日

実習日誌

このブログでも取り上げたが、佐野は某資格取得の為に大学である課程を履修している。
その資格取得の為には実習に色々と面倒(と傍からは思われるが本人は楽しい)実習があるのだが、その実習では原則として毎日実習日誌を書かなければならなかった。そんな実習も3月の中央研修会で最後で、後は実習日誌を提出して評価を待つのみ、という状態だったが、先日その日誌も提出となった。

最終年次である4回生になったので、今年度履修登録を行い、実習の評価で無事『可』以上なら卒業時に資格授与となる。
実習受入先からの実習報告書さることながら、実習日誌の内容も評価に含まれるので、大学からは誤字脱字のないように、と念を押されている。だが、実習日誌は自筆でないと認めれないといういまいち理解に苦しむルールがあり簡単に文章を修正することは出来ない。自大学だけならこの大学で取得を選んだ自分が悪いのだが、他大学でもそうなのだから少々厄介。

色々と悩んだのだが、結局、自分は精読せずにそのまま最終提出をした。
性格的に一度気にすると、それを止めることが出来ないという性格なのは一番自分が知っている。おそらく誤字脱字を発見したら、もう悩んで仕方が無いだろうと思っていたので、覚悟を決めてそのまま恰も読んだふりをして提出してきた。
佐野はメランコリー親和型気質という概念について必ずしも同意している訳ではないが、こういう点ある種生真面目なところが強迫性障害などに影を落としているのではないかと思う。性格は治すものではないが、実生活に支障が出ない程度に残り少ない学生の間になんとか上手くしなければならない。

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2008年05月22日

携帯のオーバーホール

先日、契約しているauの携帯をオーバーホールしてもらうために送り出してきた。

今使っているのは東芝のW47Tという端末である。
ハイスヒード通信(Rev.A)対応とカメラ電話対応という2つのau初を備えながらも、一般向け携帯とほぼ同等の重量、auらしくないFOMAに似たデザインを兼ね備える野心的な端末であった。この端末に一目惚れして、購入したのである。
以上で東芝端末への賞賛終わり。

そのようなキワモノ近い端末であったのが災いしたのか、詰め込み要素が多すぎて最適化されずに製造ラインに乗ってしまったのかは不明であるが、発売と同時に主に2chの携帯機種板で不具合が多数寄せられた。
不具合は主に電池の持ちが異常に悪いという点と折りたたみ機構のヒンジのぐらつきであった。佐野は幸いにも買った当初はこのようなトラブルには見舞われなかったが、使い込んでくるうちにヒンジのぐらつきが発生してきた。いつか修理に出そうと思いつつも、その間のau貸し出しバックアップ機からメールなどのデータが移せないなどの問題もあり、先に先にと延ばしてきた。

ところが、日に日に事態は深刻化していき、ヒンジのぐらつきは大きくなっていき、今では、折りたたんだ状態を自己保持するのが難しいようにさえなってきた。そうして重い腰をあげてauショップに修理依頼を申込んだ次第。まだauの保証が24ヶ月も残っているのでおそらく無償となるとのこと。

そういえば、東芝製端末はこの端末で3台目だが、どんどん品質が落ちている気がする。
気のせいだとよいのだが…。

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2008年05月20日

他愛の無い落書き

ゴールデンウィークということもあり、久々に東急ハンズでゆっくりと買い物をした。
東急ハンズでは様々な物を扱っているのだが、その豊富さ故につい色々な物を見てしまい、時間切れとなることが今まで多々あった。それから暫くは必要最小限の物を買うに留めていたのだが、先日はゴールデンウィークで時間的余裕もあり、今まで見ていなかったフロアなども観察することができた。

文房具売り場で色々と物を探していたのだが、ある文字が目に入った。それはペンの試し書き用の紙に書かれていて、
『あなたは今どこで何をしていますか。この空の続く場所にいますか。』
という文章だった。
その筋に鋭い方ならこのフレーズから元ネタが瞬時に割り出せるだろうが、残念ながら佐野はそうはいかず、どっかで聞き覚えのあるような……という状態がしばらく続いた。結局、自分では起想することができず、インターネットで探してみると、「ひぐらしのなく頃に」の『you』という歌の歌詞であることが判明した。
このようなサブカルチャーがここまで一般社会に浸透してきていることに驚きを隠すことが出来なかった。と同時に自分が直接関わっているのではないにしろ、このような文化が世間に出てきて申し訳なさというか、うしろめたさを感じた。

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2008年05月05日

ゴールデンウィーク

日本ではこの時期の大型連休をゴールデンウィークと言うらしい。

高校時代、ゴールデンウィークに沢山の課題が学校がら出されたので、友人とそれを皮肉って『拷問ウィーク(Gomon Week)と呼んでいた。
大学に入ってからは、所属する大学の建立記念日や飛び石の平日が終日休講がゴールデンウィークの間に点在する平日に割り当てられているので、世間一般の人の休暇よりは連続していて長いと思う。今年のゴールデンウィークは初日に大学から依頼されたタスクがあったので、1日目はアパートで過ごしたが、それ以外の日々は帰省していた。

帰省の目的は双極Ⅱ型の治療計画を両親に理解してもらうことである。
一応、主治医との間では、大学生活を1年延ばして、無理にストレスが加わらないようにするという方針で計画が進んでいる。ただ、1年大学を伸ばすと、やはりそれなりの学費や生活費などそれなりの金額がかかってくる。結局、帰省してその旨を伝えると、やはり両親としては、自分が主治医であれば、そのように治療計画を立てるが、4年間で卒業してほしいとのことだった。無理をして持病が悪化する可能性も考え、結局、話はすれ違いに終わった。

この両親のダブルスタンダードな意見には閉口したが、人間、所詮利己的な生き物である。仕方ないのかもしれない。それとも、事の重大性が理解されていないのだろうか。
やはり精神科領域の病気は簡単に数値化できるものではないので、両親に限らず、そこら辺を理解してもらうのは大変である。

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2008年05月04日

雅楽へのいざない

最近は4回生ということもあり、出席しなければならない講義は3回生までと比べるとかなり少なくなった。
無論、これは卒業論文執筆への時間的配慮もあるのだろうが、今まで色々と時間的に拘束されてきた友人らは大学生活を楽しんでいる。

佐野の場合は、まず病気療養が第一なのだが、時間的・金銭的余裕が生まれてきたので、気分転換を兼ねて新たに趣味を作りたいな、と長年思っていたので実行に移すことにした。
趣味は数多あれど、今まで一度は音楽系のスキルを身に付けたいと思っていた。どうせ音楽関係のであれば、日本の音楽を学びたいと思い、今回は雅楽で使われる篳篥(cf.Wikipedia)を習うことにした。篳篥は雅楽の中でも主旋律を担当する楽器ながら、やっている人は少ないという変わった楽器なのである。
雅楽自体、教えてくれる人や場所を探すのは大変である。龍笛などはその中でも比較的簡単に見つかる方だと伝え聞くが、篳篥を教えてくれる人を探すのには難儀した。結局、電車で1時間半近く移動した所にある某雅楽団体の代表の方に周1回のペースで教えてもらうことになった。ちなみにこの方、篳篥の演奏だけでなく、製作も出来るという凄い方である。

楽器がある暮らしからもう5年以上経っているが、果たしてどうなることやら。

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2008年05月02日

スティグマ

スティグマ [stigma] 【名】 汚点.汚名.恥辱.
一般的な用法としてはネガティブな意味でのレッテルに使われることが多い。

さて、佐野の主治医は院外処方で、所謂門前薬局で調剤してもらっている。ロヒプノールやハルシオン、過去ではリタリンなどの問題となりやすい薬を処方してもらっている関係でそちらの方が薬局に不審に思われない為である。今回、エリミン5mg錠という非常にマイナーな薬が処方されたのだがが、そのマイナーさゆえ薬局に在庫が無かった。問屋にはあるらしく、同じ系列の別の薬局で受け取ることになった。そこで、事件は起きた。
薬の袋には下記のような印刷がしてあったのである。

佐野様
医療機関:○○○○○クリニック
診療科:精神科
医師:○○ ○○先生

門前薬局では一応精神科ということで、診療科の部分が空欄になっているのだが、同じ会社でも薬局や薬剤師によって対応が違うのだろうか。いつもは下記のような感じである。

佐野様
医療機関:○○○○○クリニック
診療科:
医師:○○ ○○先生

この場合は、診療科が空欄になっていて、一見では精神科であることが分からない。医療機関名も精神科を匂わせる言葉が入っている訳ではないので、調べない限り精神科であることは判明しないよう工夫がされている。これは暗黙の了解らしく、一昨年精神科病棟(開放)に検査入院した後に薬を処方されたときもそうであった。その時のは下記のようだった。

佐野様
医療機関:○○大学付属病院
診療科:P科
保険医師:○○ ○○先生

診療科のPはPsychoの頭文字だと思われる。
逆にこういう表記の仕方だと不審に思われないかと当時は思ったが、今回の事件で、ダイレクトに書かれるよりはマシかと思った次第である。
昔よりは精神科に対する偏見が和らいだとはいえあるのは事実なので。

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2008年04月28日

数字でみる自殺

書店で本を物色していると、死因ランキングなるものが目に入ってきた。
ぱらぱらとページをめくり、斜め読みする。どうやらこの本によると日本で死亡する疾病で一番多いのは肺がんだそうだ。そして一番知りたい自殺は10位にランクインしている。やはり異常な状態である。

先日、『こころの科学』139号が発行された。
この雑誌は学会雑誌ほど難しくも無く、一般人でも専門知識があれば読める程度の内容で非常にお勧めの雑誌である。今回の特集は「数字で知るこころの問題」である。タイトルからも分かるように、生涯罹患率や治癒率などの数字に特化した特集である。
さて、この特集でも自殺についてはそこそこページを割いており、読んでいて色々と為になる情報があった。
先ほどの本では自殺は死因別で10位になるとなっていたが、この雑誌の大分類では、1位が悪性新生物(所謂がん)で6位に自殺が入っている。最近多い中高年男性の自殺についても項目を割いて解説がされていたが、気になったのが、年齢別死因一覧と自殺未遂で救急搬送された人の希死念慮調査についてであった。
やはり、20代では一番多い死因が自殺である。今回は5歳刻みでグラフ化されていたが、他を引き離していた。持病や若年性の病がなければ死に至る場合は、交通事故か自殺ということらしい。ただ、交通事故の死者数は24時間以内の死者数なので注意がいる。
次に気になったのが、いつ希死念慮が現れ、行動に移したのかという実態調査の結果である。
流石に既遂者に尋ねる訳にはいかないので、救急搬送された危篤例を中心にサンプリングした結果となる。ほぼ半数近い人がその当日に希死念慮が現れ、自殺行為へと移行した、という結果になった。自殺への抑止力の限界を知らされる数字である。これが数日あれば、それに対して多少なりはカウンセリングや場合によっては措置入院などの抑止策を考えることも出来るが当日では厳しい。

#:ちなみに、20代での死因のランキングは2位悪性新生物、3位脳循環器不全と続きます。

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2008年04月13日

柴胡

佐野の通院しているクリニックでは漢方製剤での処方も行っている。
佐野も漢方では十全大補湯を処方してもらっている。

主治医もどちらかというと漢方の方に力を入れているみたいで、処方薬のストックは圧倒的に西洋薬より漢方の方が多い。なので、佐野の場合は、ほぼ確実に院外処方になってしまう。
それは兎も角、そんなクリニックなので、クリニックに掛けられているカレンダーがツムラの作った漢方カレンダーだったりする。今まで、一パターンしか見たことが無いので、全科共通だと思うのだが、見たことの無い方に説明すると、上半分もしくは左半分がその月の漢方薬の生えている写真で、下半分んないし右半分がカレンダーのスペースとなっている。
診察の際はそのカレンダーを見ながら次回の予約を入れるので、必然的に毎回目にすることになる。そんなカレンダーなのだが、今月の漢方は柴胡であった。

柴胡と書いて、「サイコ」と読むらしい。和名はミシマサイコで主に解熱・鎮痛目的で処方されることがあると説明されている。
ここまで書くと、もう大体あとの流れは分かっていると思うが、精神科で柴胡である。これを処方されたら中々味の効いた駄洒落かもと思い、エントリーにしてみた次第である。

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2008年04月07日

シンクライアント

さて、新年度も始まり、大学内でも色々と新しくなった物があり、発見の毎日である。

情報処理室のパソコンがリプレースされて、新しいパソコンに置き換わっていた。
フロントベゼルにVistaのロゴシールが張られているにも関わらず、OSがWindowsXPなのは、世間の企業内でのVistaの評判を表しているようで苦笑するしかない。目新しい変化はActive Directoryをもちいた規制の大幅な追加とソフトウェア管理システムの追加だった。文系の大学にしてはかなり金額を投入したリプレースで、使いかっても向上しそうである。

それ以上に目新しかったのは、大学付属図書館の端末の更新だった。
年度末に図書館員に聞いた噂では、新しいパソコンが導入されるが、例によってVistaのダウングレード権でWindowsXPになるというものだった。
だが、現実には情報処理室をリプレースして不要になったパソコンを情報端末として運用されていた。唯一、目新しかったのはその情報端末がシンクライアントで動いているということだろうか。シンクライアントと一言で言っても色々なタイプが存在するのだが、ここではWindows上でミドルウェアとして動作する某社製のシンクライアントが稼動している。
確かに、スペックの落ちるパソコンを活用しようという思慮と情報システムのリプレースが重なった産物としてシンクライアントは完全に間違いとは言えないだろう。ただ、数十分端末を触った感覚ではどうもサーバ側が負荷に追いつかなくらしく、重いアプリケーションを動かしたり、動画や音声といったリッチコンテンツが多いサイトを閲覧しようとすると、完全に画面のレンダリングにコマ落ちが発生している。測定したわけではないので、断言はできないが、7.5~5fpsまで低下する。
文系の大学でシンクライアントと聞いて嫌な予感がしたのだが、それが的中した感じである。これが理系の大学だとサーバ資源もそこそこ裕福にあるので問題ないのだろうが、そうでない場合は経理を納得させるのが難しく、しわ寄せがこんな所にくる。

と、散々悪口を言った某社のシンクライアント。暫くは様子見で、最悪は名前公開の晒し上げだろうか。

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2008年04月05日

サクラ、サク

近頃は桜の開花が様々な所で話題になっている。
桜前線も順調にゆっくりと北上しているようである。

佐野の地域でもいくつか桜が見ごろな場所がある。
他の地域でも堤に桜が植えられている場所が色々とあるようだが、佐野の地域でも例外なく、大きな河川の堤に桜が植えられている。そこを横切るように橋があり、先日自転車で渡った時はまだ蕾のようだった。今日、また用事があり、渡ったのだが、大体が開花しているようで、休日と重なったこともあってか、桜を見物している人や地域のCATVの人が花見の様子を収録しているなど非常に賑わっていた。

同じ桜でも色々と品種があるが、佐野の地域で主に見られるのはソメイヨシノとオオシマザクラである。
おもしろいのが、桜が植えられているその地域によって同じ品種でも微妙に開花時期や期間が違ってくることである。これが県などのブロックならまだ気候の差ということで説明も出来るのだろうが、同じ街でそれほど離れていなくても差が出てくるらしい。
桜の木、それぞれにも個性があるということだろうか。

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