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2008年02月16日

読書 - 心理テストはウソでした

実家に帰っても、特段やらなければならない事が無い。
最近は、ウツも安定期に入っているので、読み溜めた本を読んでいる。まぁ、安定期といっても、佐野の場合は躁の前段階で、過去の経験から言えば、年度明けにも躁転する兆しなのだが…。

さて、今日読了したのは、村上宣寛氏の『「心理テスト」はウソでした。受けたみんなが馬鹿を見た』という本。
この本で批判されているテストは、血液型判断、ロールシャッハ・テスト、矢部田ギルフォード性格検査(通称、YG検査)、内田クレペリン検査である。大多数の人はこのテストの一つは受けたことがあると思う。佐野もいくつかは受けさせられた経験がある。
内容は、血液型判断への批判から始まる。この段階で統計学で用いられる帰無仮説やカイ自乗検定などでその妥協性を探ってゆく。似非科学とも非難される血液型判断を乗せたのは、他の検査ではこの妥協性の検討プロセスを読者に理解させるのが難しくなってゆくからではないかと思われる。さらに、バーナム効果についての著者が行った実験を基にした話も展開される。
また、ロールシャッハ・テストの項では、実際に用いられる10種類の図版が掲載されていたり、内田クレペリンの検査で非定型と判断されない攻略法が掲載されている。
どの心理テストも、妥当性や信頼性が検討されているのだが、統計学に詳しくない人は真に理解するのは難しいのではないかという印象を受けた。著者もそれは自覚があるようで、前書きで難解な数値比較などは読み飛ばしても構わないと述べている。
いずれにせよ、心理テストについて興味を持っている人にはオススメの本である。

投稿者 佐野 : 2008年02月16日 17:24

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