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2008年03月17日
中央研修会(その2)
辺りを夕闇が包み込む頃、今日の研修スケジュールが全て終わり、宿泊施設へ移動する。
宿泊施設は公共交通機関を使えばさほど離れているとは言えないのだが、40人近くの人が大挙して移動するのは迷惑なので、都バス2台を貸切って移動する。すぐに到着、の筈だったのだが、佐野の乗ったバスは運転手の人が道を間違えるという前代未聞のトラブルにより到着が遅れた。
チェックインして、部屋の鍵をフロントでもらう。
夕食の前に荷物を部屋に移動させる必要があるので部屋に向かう。角部屋だったので、見晴らしは良いのだが、同室者が多いのには困った。佐野は見ず知らずの人とすぐに打ち解けるタイプではないので、暗雲たる気持ちになる。同室に同じ大学の人が少ないのは、他大学の人と触れ合ってほしいという主催者の意向らしい。自分の就寝スペースを確保し、夕食会場へ向かう。
この手の研修会は大概食事は質素なものが多いのだが、何故か今回は今までと比べて豪華である。大学からこっそり補助金が出たのか、それとも主催者の見栄なのかは不明である。おそらく永久に解明されない謎として残るだろう。
夕食後に事務連絡があり、その後、入浴や他大学の学生との懇談、研修日誌の記述などをやっているうちに消灯時間になった。消灯後はそれほど騒ぐ人はいなかった。恐らく皆、移動、研修と疲労が溜まっているからだろう。佐野は就寝前に睡眠薬が処方されているのだが、翌朝に睡眠薬が持ち越すとまずいので、量を少なめにした。
その結果、消灯後数時間が経過したが、やはり少量では眠りにつけなかった。ホテルの窓からはNTTの代々木タワーがぼんやりと夕闇に影を作り、航空識別灯の赤白の灯火がよく見える。視線を下にやると明かりが煌々と灯った眠らない新宿の街が見える。
佐野の大学のある寂れた都市ではもう闇夜が支配している時間帯である。この日本という狭い島国でそれほどまでに多様性のある場所が存在することを思うと不思議な気分になった。
投稿者 佐野 : 2008年03月17日 17:15
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